上を下へのジレッタ

 

これは、私の私による私の為の備忘録。主観と偏見で成ります。悪しからず。

 

 

まず、何よりも、横山裕演じる門前がかっこいいし美しい。ニヒルな笑みが似合いすぎる。目にかかる黒い前髪、白い肌、キラキラの横汁、長い手足。好き。褒めることしか出来ない。

 

 

【第1幕】

~M01 虚構の共犯者~

登場から突き抜ける真っ直ぐで甘い声。右肩少しだけあげるの可愛い。裏声綺麗。

"すべてまやかし、すべては虚構"

この歌詞を歌わせてくれた方々のほうへ足を向けて寝れないです。最高に悶える。門前がそこには確かにいた。歌詞が好きすぎる。有り余る手足…。この歌のメロディがいちばんよく覚えてるし、いちばん聴きたくなる。

 

「テレビでは現実離れを提供」 「せめてガラスならダイヤに見せてやれることもない」 現実離れしたダイヤのような美しさでそう言ってくるから最高。門前がリエと婚姻関係…。横山さんが既婚者という設定が好きなだけです。「デカいことやるにはデカい犠牲が必要って事さ」 冷たく突き放す門前たまらない。リエを失う事をデカい犠牲と思ってるんじゃん!最高じゃん!

 

チエの容姿みて 「なっっとくだよ!!」 と、グッとこらえるような言い方、「不思議でもなんでもねぇなぁ」 ってフワフワした言い方が好き。

~M02 黄昏のたぬきそば~

痩せたチエに滑り込んで寄る横山さんシンプルに身体能力が高すぎる。記者会見門前が喋ってからチエにマイクの高さ合わせてあげるの優しい。「無能だからじゃないですか」 してやったり顔。

 

~M03 食うか飢えるか~

3人の掛け合いの歌、ポンポン歌ってた。門前と小さめのチエと山辺でウロウロしてて可愛かった。"食えなくなるぞ" の低音すごい良かった。"世界がマーケット 小百合チエのマーケット" 声綺麗に通ってる。"と~び~らぁ~、あ~" 綺麗…。ハマケン歌めっちゃ上手い。

 

工事の音で全然山辺の話してる事が聞こえない、門前渾身の 「…っごめん!もっかい」。工事の人の 「すごーーーーく良かった」 の間のとり方が好き(笑)  当たり前のこと過ぎるけど、当たり前のように電話に 「はい、門前」 って出ててときめく。「ジミーアンドリュウスがっ!チエに食いついたかぁっ!!」 野心家~!

 

~M05 Fake Star~

ジミーの高音、圧巻。"真相は闇の彼方へ" の声の太さ。最後の "Fake Star" を繰り返して言うところ、横山さんは前に響かせるように足を肩幅以上にしっかり開けて前傾姿勢で歌うの可愛い。

 

~M07 ジレッタ1~

ここで初めて 「ジレッタ」 という言葉出てきた。ハマケンが本当に歌上手い。"たまに火だるま~" からの声の出し方が好き。

「ハッハッハー!俺ならここだ!」 間違えて出てきちゃった瞬間の、ヤベッ顔。腹を括って、「ハッハッハー、俺ならここだぁ!俺ならここだぁ!」。ここは慣れてくるにつれて横山さんがアドリブで楽しみだしたところ。後々アドリブの神こと竹中直人さん出てきますけどアドリブで楽しみだす演者の方々最高。「俺ならここだよ♡」 可愛い。

 

「やったなチエ~」 抱きしめる→ゆらゆら 「まるで風船を抱いてるみたいだなぁ~」 「お前の努力に頭がさがるよ」 めちゃめちゃ優しくチエの手をとる。 撫でてた? 「これもスターになるための試練だと思ってくれ?」 …甘すぎる!!甘ーい!!

ルンルンでテレビつけて、長い足を華麗に組んでソファに座って、ポンポンってチエに隣に来るよう促し、長い指でクイクイって呼んで、チエの肩を抱くっていう一連の流れにときめきが詰まり過ぎてる。大渋滞。

 

~M08 偽りの代償~

ジミーの高音伸びめちゃくちゃ凄い。門前が、ジミーとチエがキスしてるのを見て視線を逸らして口笛吹いてた。ヒュー。スピーカーをのんでしまったチエとそれを心配そうにしてる門前の2人が隅であわあわしてるの可愛い。難しい音程も力強かった。ジミーが消え門前が責められてるところ、"いない……消えた……" "そっちも準備中だ……" の歌うときの堂々とした感じの姿勢が好き。 

 

リエに励まされて速攻立ち直る門前~!別れた女にキスする門前~!黒いロングコート似合いすぎる。

 

~M09 ジレッタ2~

「馬?!」 みたいな顔しながら "ここはテキサス" で馬たちと一緒に踊ってるの可愛い。リエが集中攻撃にあって 「俺の女に何するつもりだ!」。拳銃を手に取って構えてる姿が似合うこと、似合うこと…。「ア"ァー!」 馬に打たれて 「えぇ?!」 って言ってたの横山さんみありすぎ。ジレッタ終わって 「アッ!アッ!」 って打たれて覚めてるの可愛い。

 

「リエ、お前ならわかるな。俺が今何を考えているか。」 

~M10 野望と現実のはざまで……~

雰囲気に合わせて甘い声で歌う横山さん…音程不安定だったけどシーンによって使い分けてる感じたまらないものがある。"今にテレビは空気になるよ" "ラジオと同じ空気になるよ" 語尾の "よ" 可愛い。"お~お ジレッタ!" の "お~お" も可愛い。「お前は俺のそばにいろ」 めっちゃリエにすがったと思ったら 「悪いがこっちは女の嫉妬に付き合っている暇はない」 最高~!

 

~M11 Mr.Yesman~

有木足が出てきて通路を闊歩している時、舞台でめっちゃ楽しそうにみてる門前、横山さん。横山さん多分竹中直人さんのことめっちゃ面白いと思ってる。歌ってる時もパチパチしたりノリノリ。竹中直人さんこんなに歌って踊れて動けるの凄すぎるな…と思った。社長と意気投合して掛け合ってるところめっちゃ見てて楽しい。

 

~M12 ハロー・ジレッタ~

「前代未聞の大成功をおさめるんだ!!」 言い方にめっちゃ野心家出てる。"ハロー ジレッタ" めっっっっっちゃ美しい。色気。大前提としてありながらも顔がかっこいいと再認識。顔が好き。ニヤリってしてる。門前でしかない。"今ならわかるぅ~あれもこれも~" いきなり可愛い。チエと社長が歌ってる時も楽しそうに見てる。"ひとり占めはよくねぇなっ" 可愛い。チエと社長と一緒に歌うとき、優しい目して楽しそうに目合わせてる。上からキラキラ降ってくるけど天使にしか見えない。この歌の時が多分いっっっっっっっちばん幸せそうな顔してた。最高に幸せ。横山さんが舞台楽しそうにしてるのが最高に幸せ、泣いた。"世界を手玉に…… ジレッタ!" 声の伸びが綺麗すぎる。最高すぎる…。暗転直前またニヤリってする横山さん。

 

 

【第2幕】

 

~M13 リアルの国からおじゃまします~

ゆうくん(5)が行進して出てくる。フリも表情も歌い方も5歳児でしかない。4人がめっちゃ楽しそう。"そこがポイントさっ" がまじでポイント…。めっっかわ…。"ジレッタ" で右手が上、左手が下を指すんだけど横山さん多分左手苦手。ぎこちない。めっちゃ笑顔だけどぎこちない可愛い。

竹中直人さん絶好調。みんな楽しそう。アドリブ祭り。時として笑ってしまう横山さん。横山さんが笑っちゃう事でみんな喜ぶ事わかってた。リエが出てきた瞬間切り替わるプロ、横山裕。リエと話してる間、裏で話してるチエと音ちゃんの会話多分毎回違うんだけど面白い。この2人サイズ感が良い。

「土曜に部屋に行く。それまでにコンディション整えておけ」 …薄々気づいてはいたけど、この舞台で出てくる門前の男の部分にしっかりドキドキしてる~~最高。「それでいい」 最高…。甘い。好き…。

 

銀粉蝶さん絶好調。門前 「ジレッタさ」。門前の語尾の "さ" 似合う。「見るというより、味わうんです(ニヤリ) 全身でね?(ニヤリ)」 イケメン…。去り際かっこいい~?!

 

~M14 アイドルの逆襲~

"歌って踊れる体力を見極めましょう 嫌な目にあっても笑顔絶やさぬ神経を" "お前の名前も事務所のものよ 飼い殺し" アイドルが主演してる舞台の曲…。横山さん、アイドルでいてくれてありがとう……。

 

~M15 ジレッタに出して~

"無罪を祝ってくれるのか?" "ジレッタに出たいってことか?" 前傾姿勢可愛い。"何で急にモテてんだ?Hooー" 山辺と見つめあってる可愛い。この歌のアンサンブルの方々のパワフルさ凄い。

 

山辺 「無形…?」 門前 「いいから(小声)」 門前に冷たくあしらわれたいし宥められたい~!

 

~M16 邪道の嘘つき~

"嘘つきとして 邪道だ~よ~~~" 最高。ここだけ歌って走って去ってく。"邪道だよ" めっちゃ良い。いつも綺麗に通ってた。

社長と総理が話してる時、3人で階段に座って何やら話したりキョロキョロしたりしてるの可愛い。「それこそ…俺が望んでいたことです!!」 野心家~!

 

口笛吹いてる。偉くなった喋り方めっちゃ可愛い。めっちゃ可愛い。机に足乗せてるけど長すぎて引く。リエの手撫でてる~!リエが 「お別れを言いに来たの」 と言った途端に喋り方戻るところが良い。「俺に止めてもらいにきたんだろ!」 「そこらへんの男で満足するはずがない」 「結局お前には俺しかいないんだよ」 …好き。だし、間違ってない。

~M17 ありふれた男~

ユイカちゃん舞台で歌うの初めてと思えないな…。"利用したんだ~~" "…されたのよ" 良い。"振られた腹いせか" "他の男じゃ務まらない" 声出てて良い。

この歌基本、門前の歌詞が激甘で軽率に落ちる。リエもこの男からは一生離れられないんだろうな…

"本当の俺は……" ハッとして焦る門前。

「お前は芸術家だろうが」 この 「だろうが」 の言い方に既視感ならぬ既聴感?あったんだけど、よく考えたら東海林だった。「責任取れんのか」 「取らない!!!」 ここも横山さんみ。コメディー感出てくると自然と横山さんみ出てくる。「高飛びだ!」 言い方。「行き先は……ジュネーブっ」 顔と言い方最高。

ソファにヒラリと手をついて舞って飛び越え、机をジャンプして乗り越える演出はただただスーパーアイドル横山裕タイムだった……ありがとう……。誰もが息をのんだ瞬間。

 

何度でも言うけど、机にもたれかかった時の足が長すぎる。スタイル…。「死刑される側と、する側の。」 爆イケ~!

 

~M18 虚構の共犯者(リプライズ)~

"すべてまやかし すべては虚構" 泣いた。登場から好き。かっこいい。花魁バックの横山さんが妖艶すぎる。何より自信に満ちた顔で堂々と立って声張って歌ってるのを見て、好き以外何もなくなった。"アンビバレントなニッポン社会" のフリ好きすぎる。振付師さんが天才すぎ。足の動きえっろ!長?!ジャケットプレイあり。めっっっっっちゃ踊りまくってるし、山辺が歌ってる時もフーフー合いの手入れてるし、熱量に圧倒された。全力。あ~~~~好き。声量が凄い…。ほんとに。ステージギリギリに一列になって前向いて歌っててほんとに私の好きな人誇らしい人だと思った。歌い終わって総理の腰に手回してエスコートして捌けてく門前…横山さん……。

 

~M19 機内のシンパシー~

 

 食べ物の話ばっかりして全然門前の話を聞かない2人に 「おい聞けよ!」 と言ってから、これがかの有名なアイドルとジレッタアーティストの会話か!?(ニュアンス)みたいな事早口で言い切っててニコニコしてしまう。「銀行に1億あると思わせて…!…小さい…小さすぎる。」かわいい。月がぶつかってきて…と話すあたりからいよいよ妄想に溺れ、狂い始めてきてて良い。「黙ってろチエ!これは男同士の魂の会話だ!!!」 怒鳴るとめっちゃ怖い。ハァー門前~!!!

 

ロングコート似合いすぎ(2度目)。ジュネーブに来てしっかり会いに行く門前、招き入れるリエ…。「そういや、主人はバイヤーだったよねぇ~」 計算高くてゾクゾクするのに言い方めっちゃ可愛い。ここでこんな風に可愛い感じに狂気を感じる。

~M20 ただ1つの真実~

"tell me I need you" → "テルミーアイニデュー" ニコニコしちゃう。"欠けてるピースはすぐ目の前にあるよ" 門前…。"never let me go" 和訳すると "わたしを離さないで" 。最後2人でお互いに言ってて切なすぎる。「せいぜい自分に言い聞かせるんだな、これは全部妄想だって!」 いつか自分に返ってくるとは知る由もない門前…。

 

リエvsチエ。門前のせいでこの2人は戦ってるんだな…。社長 「そいつァ、よかった。」 門前が電話越しに怒鳴ってるのをナースがめちゃめちゃ怪訝そうに見てる。ナースの小芝居絶妙すぎて上手だった。

医師 「驚きました」 門前 「ありがとうございます!」 医師 「いきなり美人に!」 門前 「そっちー!!!」 絶好調。

チエの 「随分遠くに来ちまったね」 に悲しくなった。

~M21 食うか飢えるか(リプライズ)~

どっちかと言うと暗い展開なのに明るい曲が流れるな、と当初思ったけど、これは "ゆらり揺られて夜行列車" で田舎から出てきた時の曲でリプライズとして流れてて泣ける。健気に音ちゃんが好きなチエと、少しだけ狂い始めた音ちゃんとのすれ違いが悲しい。"恨んでいるのか 俺と出会った運命を" ここで切なさメーター振り切った。門前…。

 チエ、臨終。切なすぎる。「俺の専門はフィクションなんだ。現実については何一つ説明してやれない。」 フィクション専門と自担が言う現実。時計気にしてる門前…

「あぁ…消せ…!消せ!地球丸ごと吹き飛ばしちまえ!」 

 

「今だ!はじめろ!!!」

 

~M22 Ave DILETTA~

 狂って笑ってる。

リエ、社長、ジミー、竹中社長、チエ…。

チエと歌い出した山辺のあたりから、膝立ちで虚ろな目をして前をみてる。目がいい。

 

「俺はいかねぇぞ!」 「妄想だ…全部妄想だ!!」

「現実!!!!!!」

 

つづく…(電磁波の音)

~おしまい~

 

~M23 上を下へのジレッタ~

"oh ジレッタ まどろみ 夢みて 目覚めて"

"oh ジレッタ さよなら 道中 お気をつけて"

 

【終】

 

 

ラスト圧巻すぎる。言葉にできないです。

 

虚構、妄想を題材とした舞台の主演に選ばれた時点で最高でした。

だけど、それ以上に門前すぎる横山さんが最高だった。歌うまくなってて、公演重ねるごとに門前になっていって、共演者の方とアドリブでたのしみだしてて、ずっと顔かっこいいしえろいしちゃんと可愛いし細い。

そういえばどこの場面だったか忘れたけど、リエに手をつねられてた門前、多分わざとすごく痛くつねられてちょっと笑いそうになっちゃってる横山さんとユイカちゃんの空気感にときめいた。

 

千穐楽で、「この3ヶ月僕のジレッタだったのかも」、と挨拶して 「やりきったぞー!」 と言う大明神ゼウス様は我らの最高の自担なのだ。そしてそんな座長が率いるジレッタカンパニー最高なのだ。

 

この麗しく素敵すぎる舞台を "これはジレッタか…?" と現実に戻ってこれない人だらけの中であえて声を大にして言います。

 

 

現実!!!!!!!!

 

 

ありがとう、またね、気をつけて

 

2017.06.19